OPCサーバーとOPCクライアントの通信

ICONICSは、OPC Foundation(Interoperability Standard for Industrial Automation™)の創立メンバーです。

OPCとは

OPC規格は、サーバー間やクライアント/サーバー間のインタフェースを定義する一連の仕様であり、リアルタイムデータへのアクセス、アラームおよびイベントの監視、履歴データやその他アプリケーションへのアクセスなどが含まれています。 OPC Foundation は、産業オートメーションにおいて、マルチベンダー・マルチプラットフォーム環境下で、安全かつ信頼性の高い相互運用性を確保するために、ユーザー、ベンダー、コンソーシアム(共同事業体)が協力してデータ転送規格を開発するためのグローバルな組織です

ICONICSのOPCインタフェース

ICONICSは、OPCサーバーとクライアントのスイートから、OPC Server開発用ツールキットまで、幅広いOPC-to-the-Core™ソリューションを提供しています。ICONICSはOPC Foundationの創立メンバーであり、OPC規格の開発、OPC Foundationのサンプルコードの開発、OPC相互運用テストへの参加・開催を長年にわたりサポートしてきました。ICONICSは現在、OPC Foundationの役員を務めています。

DeviceXPlorer OPC Server

ICONICSは、デバイスとHMI/SCADA間のギャップを埋めるために、株式会社たけびしとパートナーを組んでいます。DeviceXPlorer OPC Serverは、工場現場の制御デバイス(PLC、工作機械、ロボットなど)との接続を提供します。DeviceXPlorer OPC Serverは、230以上のデバイスをサポートし、OPC UA、OPC DA、OPC AEに対応しています。

OPC仕様

ICONICSは、OPC UAとOPC Classicの両方のOPC規格をサポートしています。

OPC Unified Architecture

Unified Architecture(OPC UA)は次世代のOPC規格であり、リアルタイム/履歴データおよびイベントへのアクセスを可能にする、密接かつ安全で信頼性の高いクロスプラットフォームフレームワークを提供します。ICONICSのソフトウェアには、OPC UAの次のような主な設計機能が含まれています。

機能の同等性

COM(コンポーネントオブジェクトモデル)OPC Classicの仕様はすべてUAにマッピングされます。

プラットフォーム非依存

組み込みのマイクロコントローラーからクラウドベースのインフラまで、幅広いプラットフォームで機能します。

安全
 

暗号化、認証、監査のセキュリティ制御機能を提供します。

包括的なモデリング

複雑な情報モデルへのアクセス機構を定義します。

OPC Classic

ICONICSのソフトウェアはOPC Classicにも対応しています。OPC Classic仕様は、ソフトウェアコンポーネント間のデータ交換のためにCOM/DCOM(分散コンポーネントオブジェクトモデル)を使用するMicrosoft Windowsテクノロジーに基づいています。この仕様では、プロセスデータ、アラーム、履歴データへのアクセスを別々に定義しています。

OPC DA(データアクセス)

OPC DAは、最初のOPC仕様であり、リアルタイムデータをPLC、DCSなどの制御デバイスからHMIなどの表示クライアントに移動するために使用されます。

OPC HDA(履歴データアクセス)

OPC HDAは、既に保存されたデータへのアクセスを提供します。単純なシリアルデータロギングシステムから複雑なSCADAシステムまで、履歴データを同じ方法で取得できます。

OPC AE(アラーム&イベント)

OPC AEは、アラームとイベントの通知をオンデマンドで提供します(DAの継続的なデータフローとは対照的)。通知には、プロセスアラーム、オペレーターアクション、情報メッセージ、追跡/監査メッセージが含まれます。
 

OPCソリューション&ダウンロード

無償のOPCツール

ICONICSは、OPCシミュレーターやDataSpyなどのOPC開発ツールを無償で提供しています。

GENESIS64

当社製品は、OPCを考慮に入れてゼロから開発されています。

Takebishi DeviceXPlorer® OPC Server

ICONICSは、デバイスとHMI/SCADA間のギャップを埋めるために、株式会社たけびしとパートナーを組んでいます。